秋篠宮同妃両殿下がブルガリア共和国をご訪問
―ソフィア第18高校生徒による茶道デモンストレーションをご視察―


裏千家淡交会ブルガリア協会
会長 クリッシー・プラホヴァ

  ブルガリア共和国のソフィア第18高校日本語学科では、授業に茶道を取り入れ、生徒が熱心に稽古に励んでおり、当協会の活動にも積極的に参画しています。

  秋篠宮同妃両殿下は、日本・ブルガリア外交関係再開50周年に際してブルガリアをご訪問され、5月14日、ソフィア第18高校にて生徒による茶道デモンストレーションをご覧になりました。
  亭主は、昨年から稽古を始めた8年生のヴェネタがつとめ、客は10年生のズドラーカ、半東は8年生のイヴァが受け持ちました。両殿下は、デモンストレーションを興味深くご覧になり、道具の説明にも熱心に耳を傾けられ、亭主のヴェネタがお茶を学び始めてまだ1年しか経っていないのにもかかわらず見事な点前を披露したことにたいへん感心されていました。
  両殿下とともに、竹田恆治駐ブルガリア日本国特命全権大使ご夫妻、センドフ駐日ブルガリア大使ご夫妻もお越しになり、同行の外務省の方々も皆、生徒の活動と知識に大きな感銘を受けられた様子でした。ご来賓の皆様は、分刻みのタイトな御日程にもかかわらず予定よりも長く学校に滞在され、生徒と語らわれました。
  両殿下ご臨席のもと日本の茶道の点前を披露させていただくという素晴らしい機会を賜りましたことに、厚く御礼を申し上げます。

  今後、当協会では、5月31日に毎年恒例の茶会を、また、6月には大使公邸にてデモンストレーションを行う予定で、現在、その準備を進めております。
  ご宗家にはいつも心温かいご支援をいただき、また、竹田大使ご夫妻に日ごろより多大なるお力添えをいただいておりますこと、改めて御礼申し上げます。