ハワイにて「第4回パネルディスカッション
―東アジアの文化と平和―」を開催



会場のハワイ移民国際会議場


  11月4日、ハワイ大学マノア本校にて「第4回パネルディスカッション─東アジアの文化と平和─」が開催され、千 玄室大宗匠が出席されました。
  同ディスカッションは日本・国連協会会長であり、日本・国連親善大使である大宗匠の発案により2004年に中国・天津で第1回を、その後、韓国・ソウル、そして東京と続け、今回はハワイ大学創立100周年の記念事業として今回は会場をハワイに移して開催されました。この度は、ハワイ大学との共催、イースト・ウエスト・センターの協賛、在ホノルル日本国総領事館、中国国連協会(中国聯合国協会)の後援のもと、ハワイ移民国際会議場に於いて、日本・中国・韓国に加え、米国の著名な識者が出席し、東アジアの平和と文化について意見発表と活発な議論が交わされました。


大宗匠 挨拶クヌデュセン渉外部長挨拶司会のヒューイ所長


  プログラムは、ハワイ大学日本研究センターのロバート・ヒューイ所長の司会で進行。大宗匠、イースト・ウエスト・センターのカレン・クヌデュセン渉外部長の挨拶に続き、ハワイ大学ポール・ヴァーリー名誉教授の「日本文化と変化する世界の日本観」と題しての基調講演、そしてジョン・ホプキンス大学ライシャワー東アジア研究所・ケント・カルダー所長の特別講演「損なわれた対話を乗り越えて―新しい外交の形とアジアの役割―」、さらに韓国・前国土統一院長官の許 文道氏が「利休の切腹とわび茶道アイデンティティー」と題して特別スピーチをされ、引き続きパネルディスかションのコーディネーターを務める韓日文化交流会議韓国側委員長の金 容雲氏が意見発表をされました。


ヴァーリー名誉教授 基調講演カルダー所長の特別講演


許 文道氏 特別スピーチ金 容雲氏意見発表


  午後からはパネルディスカッション。大宗匠、中国国連協会副会長の陳 士球氏、許 文道氏がパネリストとなって、それぞれに意見を述べ、2時間に渡り活発な議論が交わされました。また300名程の聴衆の中からも多数の質問がなされ、終始白熱したディスカッションとなりました。




パネリスト:大宗匠コーディネーター:金容雲氏(韓国)


パネリスト:陳 士球氏(中国)パネリスト:許 文道氏(韓国)


聴衆からの質問に答えるパネリスト





  同日には、大宗匠主催の記念晩餐会がハレクラニ・ホテルにて開催され、参加研究者・聴講者・地元ハワイ社中、ハワイ大学関係者、知名士ら約240名が出席。和気藹々の雰囲気のもと、前日の東アジア茶文化シンポジウム、そして本日のパネルディスカッションの盛会と意義を再確認する祝宴となりました。



大宗匠 挨拶


ハワイ大学デビッド・マックレイン総長挨拶ハワイ大学より大宗匠へウクレレのプレゼント



國方俊男総領事 挨拶