第34回裏千家ハワイセミナー
〜淡交会コナ協会設立15周年記念行事を開催〜


7月15日〜24日の日程で、恒例の裏千家ハワイセミナーが今年も開催されました。
国内、海外より51名と学校茶道よりの10名の学生を含め、総勢61名が6日間コースと10日間コースのプログラムに参加しました。


ハワイ大学での講義


セミナー初日には、ミンジャ・キム・チョー博士による「韓国、日本、アメリカにおける仕事、結婚、家族生活について」、また、・ステファン・リトル博士による「ホノルル美術館の歩み」についての2講義が行われました。


イーストウェスト・センター上級特別研究員
ミンジャ・キム・チョー博士 
ホノルル美術館館長
ステファン・リトル博士





また、第2日目には、茶道実技指導として千 玄室大宗匠と業躰部による点前解説がとりおこなわれ、参加者は熱心に講義を受けていました。

現地会員による三友式  講義をされる大宗匠


熱心に講義に聞き入る参加者 修了証授与


2日間のセミナー受講を終え、参加者一人ひとりに修了証が手渡されました。
またその日の午後には、ハワイ大学茶道部との交歓茶会が、大学内にある茶室「寂庵」とジェファーソンホールにて行われました。


本席 (寂 庵) 立礼席(ジェファーソンホール)


夕刻の「鵬雲斎大宗匠主催晩餐会」では、現地の知名士をはじめ協会会員およそ300名の参加により、プリンスホテルに於いて盛大に行われました。


挨拶される大宗匠ジョージ有吉元ハワイ州知事ご夫妻と





翌日は、ハワイ協会の方々により、交歓茶会がハワイ日本文化センターで行われました。
センター内の茶室「星光庵」にて濃茶と立礼席にて薄茶をいただいた後、昼食懇親会がセンター内で行われました。


本席(星光庵)にて立礼席にて





ホノルル入り第5日目には、61名のうち34名が早朝よりハワイ島(コナ)へ移動し、鵬雲斎大宗匠による日系移民先駆者慰霊献茶式に参列しました。


 本願寺にてお献茶される大宗匠


コナ本願寺


午後には、淡交会コナ協会設立15周年記念茶会及び夕食会に招かれ、会員の方々と交流を深めました。記念茶会は、コナ協会席をはじめ、ヒロ協会席、ホノルル・マウイ協会合同席と3席設けられました。


ハワイ島の美しい空を背景に、各席趣向をこらした道具組で参加者を楽しませていました。




翌朝は、カメハメハ大王像御前にての献茶式に参列し、ハワイアン・チャント(人間と神との結びつきを確立する文化的表現)が披露された後、鵬雲斎大宗匠により、キングカメハメハに一碗のお茶が捧げられました。


チャント カメハメハ大王像御前にて





ホノルル最終日の夕刻より、宿泊先でもあるブレイカーズホテルのプールサイドにおいて、「さよならパーティー」が開かれ、最後のハワイの夜を満喫しました。


ウクレレを弾きながら、ハワイアンを披露される大宗匠ブレイカーズホテル


現地の方の指導によりフラを体験全員が手つなぎアロハオエを合唱