第32回裏千家ハワイセミナー
ハワイ大学茶道部創部35周年記念行事を開催



参加者の宿舎
ブレーカーズ・ホテル


  7月18〜27日、夏の恒例となった第32回裏千家ハワイセミナーが、千 玄室大宗匠臨席のもと開催され、学校茶道の招待学生を含め85人が参加。セミナー講義に加えて様々な行事を通じて地元の淡交会海外協会会員らとの交流が図られるとともに、ハワイの風光を満喫しました。

  ハワイ到着の翌19日には、日本文化センター内の「星光庵」においてハワイ協会との交歓茶会が催されました。


日本文化センター「星光庵」にて  茶会後は交換昼食会を開催





  20・21日、ハワイ大学においてセミナーを開講。
  初日、開講式の後、大宗匠が講義をされ、その後、倉斗宗覚業躰の解説のもと松田富士男ハワイ大学元総長ら大学教授陣による茶道デモンストレーションが行われました。引き続き大宗匠とハワイ大学との交流を紹介したビデオ“Mahalo Nui Loa Dr.Sen”(現地語で千博士、有り難うございますの意味)が上映されました。

  午後は、ハワイ大学茶道部創部35周年を祝う交歓茶会。「寂庵」に薄茶席と野点席が設けられ、参加者はハワイならではの取り合わせを楽しみました。さらに夕刻、ホノルル総領事公邸において35周年記念レセプションが催され、和やかに節目を祝い合いました。




レクチュアー・デモンストレーション
亭主:松田富士男ハワイ大学元総長
半東:井筒悟ハワイ大学医学部教授


ハワイ大学茶道部創部35周年記念茶会(ハワイ大学寂庵、東西文化センター)


ホノルル日本国総領事公邸では35周年を祝して記念レセプションが催されました


  2日目は、ハワイ大学日本研究所のロバート・ヒューイ教授が「和歌とお茶」についてイースト・ウエストセンターのチャールズ・モリソン所長が「公的外交と平和の探求」について、それぞれ講義され、参加者は熱心に聴講しました。
  その後、修了証書授与式があり、大宗匠が受講者一人一人をねぎらわれました。
  夕刻より、シェラトン・ワイキキ・ホテルにおいて、大宗匠主催による晩餐会が催され、ハワイの協会会員らも加わって楽しい交歓の輪が広がりました。


ヒューイ教授モリソン所長修了証授与式


大宗匠主催晩餐会乾杯を発声される小林一夫団長





  翌日から参加者らはオプショナルにより、22日にマウイ島で、23日にハワイ島での交歓茶会に参加。いずれの島でもハワイの人々の温かなもてなしを受けました。
  ハワイでの最終日25日には、プリンスホテルにおいてサヨナラパーティー。
  セミナー開始当初は緊張気味だった招待学生たちが見事な器械体操を披露。大宗匠もウクレレを手にされるなど、ハワイ最後の夜を心ゆくまで楽しみ、翌朝帰途につきました。


サヨナラパーティでは大宗匠と
小野副会長が共演
    サヨナラ・パーティでは学校茶道の招待学生が
    器械体操等を披露


  パーティ終了後、大宗匠は学生一人
  ひとりに激励の言葉をかけられました。