第20回ひなまつり茶会
裏千家学生茶道研究会の春の恒例行事




  3月2日、京都市左京区の茶懐石京料理店「下鴨茶寮」にて、関西エリアの大学茶道部で組織される裏千家学生茶道研究会の主催で「第20回ひなまつり茶会」が開催されました。
  今年で20年を迎え、地元の子どもたちを招待し雛祭を通して茶道に触れ、日本文化を感じてもらいたいことから同研究会に茶室を提供いただき開催されました。
  今回は下鴨小学校1年生50名の児童と前田達宏学校長、教諭と同研究会学生が招待されました。
  児童たちは、神妙な面持ちで校長先生や教諭の真似をしながら席入し、時間が経つにつれ雰囲気にも慣れ、同席した同研究会学生から薄茶のいただき方を教わりながら一碗を楽しみました。






  この茶会では毎回テーマを決めており、今年は「十二単衣」。
  雛人形の十二単衣と茶道に欠かせない和菓子に着目し、和菓子を通して1年間の季節を感じてもらいたいと願い、俵屋吉冨の協力を得、月ごとに干菓子・主菓子が展示されました。






  点心席では、春の食材で盛り付けられた色鮮やかな「ひな膳」が並べられ、児童たちは一足早い桃の節句を楽しみました。