第19回ひなまつり茶会
裏千家学生茶道研究会の春の恒例行事




  3月2日京都市左京区の茶懐石京料理店「下鴨茶寮」にて、関西エリアの大学茶道部で組織される裏千家学生茶道研究会の主催で「ひなまつり茶会」が開催されました。
  この「ひなまつり茶会」は下鴨茶寮先代女将が戦争のためにひなまつりを楽しむことが出来なかった経験から、若い世代にひなまつりを楽しんでもらおうと同研究会に茶室を提供していただいたことから始まり、今回で19回目となります。
今回、2階の点心席では、京人形「田中弥」から借用した、室町時代に作られたと云われる「京都式の御殿飾」が特別に飾られ、参加者たちは珍しい雛人形を興味深く見いっていました。


御殿飾 点心席


  この茶会では毎回テーマを決めて開催しており、今回は「和を着る」。
昨年11月5日に京都市等が主催し、京都の青年がプロデュースする新しい文化発信・交流のまつりとして開催された「大風流」でディーズファッション専門学校の学生が製作した現代きものを披露された作品の一部が展示されました。
  また、今回は京都市立新洞小学校1年生13名と担任教員・保護者を招待し、同研究会の男子学生がおもてなしをしました。
薄茶席・点心席へと移動した児童たちは、和やかに一日早いひなまつりを楽しみました。