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[内 容] | 紀元前から中国大陸で飲まれ、あるいは食べ物として親しまれてきた植物は、唐の時代になって「茶」という漢字を与えられました。 そして人類最初の茶についての書物『茶経』が唐の陸羽によって著されます。この茶は奈良時代の末には日本でも飲まれ始めていたようですが、その後平安時代をすぎ、鎌倉時代になると更に広まっていきます。やがて南北朝時代には「茶会」が出現し、室町時代後期になって「茶の湯」が成立しました。 この「茶の湯」は千利休によって「わび茶」となり、江戸時代には武家・公家・町家を問わず、多様な展開を見せていきます。本展では今日庵文庫所蔵の茶書より、その過程を紹介させていただきます。 |
[主な出品物] | 『茶経』 唐 陸羽 『茶具図賛』 南宋 審安老人 『喫茶往来』 玄恵法師 『山上宗二記』 山上宗二 『長闇堂記』 久保利世(『茶道古典全集』所載底本) 『THE BOOK OF TEA』 岡倉天心など約90点を出品。 *期間中陳列替いたします。 |
[呈 茶] | 展示期間中、入館者には呈茶があり、展示を鑑賞した後には抹茶を一服楽しむことができます。(10時〜16時。団体の場合は要電話予約) |
[入 館 料] | 一般:500円、大学生:400円、高中生:300円、 |
茶道資料館友の会特別会員 無料、茶道資料館友の会正会員 250円 小学生以下と茶道資料館メンバーシップ校は無料 (20名以上団体割引あり) |
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今日庵文庫は、昭和44年、鵬雲斎大宗匠により歴代家元の収集になる茶道関係文献を基に、研究・保存機関として設置。 昭和49年には学術研究誌「茶道文化研究」を創刊(現在第四輯迄刊行)。書庫には茶道関係の図書や雑誌約5万5千冊を収蔵。 また、開架閲覧室には茶道図書、参考図書、雑誌のほか、ビデオシステムを備え、貴重図書を除き、館内でのみ自由に閲覧できるようになっています。 |
開館時間:平日10〜16時、土曜10〜15時 休 館 日:日・祝、第2・4土曜、年末年始 入 館 料:無料 貸出不可 〒602-0073 京都市上京区堀川通寺之内上る寺之内竪町682番地 裏千家センター2F Tel075-431-3111(代) |
特別展期間中の催事 |
〔 茶道資料館コンサート 〕 |
♪ハープとサックスの調べ♪ 〜五月の風にのせて〜 5月28日(金)開場18時・開演18時半〜(約40分) 出演:ハープ奏者 内田奈織氏・(協演)サックス奏者 西本 淳氏 (入館料のみ。要事前電話予約。先着100名) |
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〜夜間延長のお知らせ〜 当館は、通常16時半で閉館のところ、コンサート当日のみ展覧会の開館時間を18時20分まで延長し、コンサート 終演後も約30分開館いたします。日中お忙しい方は、コンサート日に合わせて展覧会をご鑑賞下さい。 |
[ 茶道体験コーナー ] | |
〜京都にてお茶と出会う楽しみ〜 | |
*展示期間中のみ初心者の方を対象とした茶道体験コーナーを設けています。 | |
講師による分かりやすい指導のもと、いすに座る (10時、11時、13時、14時、15時から1回約1時間12名まで。1週間前迄に要電話予約 入館料のみ) |