第46回裏千家ハワイセミナー



  7月18日(水)から26日(木)、千 玄室大宗匠出席の下、ハワイにおいて第46回裏千家ハワイセミナーが開催され、天江喜七郎 淡交会顧問を団長とする同門社中95名が参加しました。さらに裏千家茶道を熱心に学ぶ全国の大学、高等学校から12名の学生、生徒が招待されました。

  1972年、大宗匠(当時、家元)よりハワイ大学へ茶室「寂庵」、茶庭「清苑」が寄贈されたことを機に第1回が開催された裏千家ハワイセミナーは本年で46回目を迎え、大宗匠・ハワイ大学教授・イースト・ウエスト・センター(EWC)講師による講義、淡交会ハワイ協会やハワイ大学茶道部との交歓茶会などの恒例行事が開催されました。
  また本年は明治元年の日本初の集団移民から150周年にあたることを記念し、元年者150周年追悼献茶式が執り行われました。

◇結団式
  18日(水)、ホノルルに到着した参加者はハレクラニホテルに参集し、結団式が行われました。
  結団式では大宗匠が歓迎のことばを述べられるとともに、天江団長から挨拶。団員は大宗匠を囲んで歓談し、セミナーに向けて互いに交流を深めました。


天江団長挨拶招待学生

◇元年者150周年追悼献茶式
  19日(木)、本派本願寺ハワイ別院に於いて「元年者150周年追悼献茶式」を厳修。  大宗匠は本殿の前に設えられた点前座に進まれ、2碗を献じられました。





  また、ハワイセミナーに先立ち、7月14日(土)にも多くの日系移民が眠るマキキ墓地に於いて追悼献茶式が開催されました。

  その後団員はハレ・コアホテルに会場を移しハワイ協会主催交歓昼食会に参加。
  伊藤総領事夫人、ジーン・有吉元知事夫人の出席のもと、ハワイ料理を囲んで和やかに交流がなされました。
井筒 悟 ハワイ協会副会長


◇ハワイセミナー大学講義1日目


  20日(金)、ハワイ大学内EWCケオニ・オーディトリアムにおいて講義1日目が開講。大宗匠は開講挨拶に続いて講義を行い、明治維新前後の裏千家についてやご自身の海軍時代のご経験を基にした想い等、参加者にわかりやすく語りかけられました。
   続いてハワイ大学 デニス・小川博士より「Early History of Hawaii Japanese & Gannenmono 150 years」の演題にて講義がありました。

大宗匠講義デニス・小川 博士

  セミナー終了後、団員はハワイ大学カフェテリアで自由に昼食を取り、ハワイ大学茶道部、茶道部OB青年部との交歓茶会に参加。現地で茶道を学ぶ学生やOBたちの茶道に対する姿勢に接し、団員からは感嘆の声が聴かれました。

ハワイ大学茶道部席 於・寂庵


ハワイ大学茶道部OB青年部席 於・EWC

  夕刻からはシェラトン・ワイキキ・ホテルにおいて大宗匠主催の晩餐会が開催され、伊藤康一在ホノルル日本総領事夫妻、レクテンヴァルド州最高裁判所長官夫妻。カーク・カルドウェルホノルル市長夫妻はじめ多数の来賓、ハワイ協会会員、団員等約310名が出席しました。



伊藤総領事


◇ハワイセミナー大学講義2日目
  第11代大樋長左衛門氏が「After My Succession」と題し講演。
  大樋氏は昨年のハワイセミナーにて講演が予定されておりましたが、諸般の事情で渡航が叶わず、一年越しの実現となりました。



  その後、イースト・ウエスト・センター(EWC)よりロレイン・湊石氏(minatoishi architects 社長)が「Japanese Influenced Architecture in Hawaii」の演題にて講義。

ロレイン・湊石氏

  修了式では大宗匠から修了証が団員各位に手渡されるとともに、ハワイ大学、EWCからも修了証が授与されました。


◇ハワイ協会懇親茶会
  22日、JCCH(ハワイ日本文化センター)内の茶室「星光庵」に濃茶席、同施設内のラウンジに薄茶席が掛けられ、団員はハワイならではのもてなしを楽しみました。

濃茶席 於・星光庵

薄茶席 於・ラウンジルーム

  23日(月)・24日(火)には裏千家ハワイ出張所内の茶室「汎洋庵」にてハワイ協会による呈茶席が設けられ、和やかにセミナーの思い出を語り合いました。


  7日間コース参加者は23日(月)に帰国。
  残る9日間コース参加者を中心に24日(火)にブレーカーズホテルのプールサイドにてサヨナラパーティが開催されました。
  大宗匠を囲み、ハワイアンミュージックやフラダンス、招待学生のパフォーマンスを楽しみながら心行くまで最後の夜を満喫しました。