茶 道 資 料 館(ちゃどうしりょうかん)


※5月28日(月)〜10月5日(金)は、設備整備のため展覧会の開催はありません。

・上記期間中は、呈茶席は開いておりません。
今日庵文庫は通常通り開館しております。



平成30年秋季特別展

(しゅ)飯論(はんろん)絵巻(えまき)−ようこそ中世日本の宴の席へ−


【会    期】 平成30年10月6日(土) ― 12月4日(火)

【休館日】 月曜日(ただし10月8日、11月19日は開館)、10月9日(火)

【内    容】
  酒飯論絵巻は、酒が好きな「造酒正糟屋朝臣長持(みきのかみかすやのあそんながもち)」、飯と茶を好む「飯室律師好飯(いいむろりっしこうはん)」、酒も飯もほどほどを良しとする「中左衛門大夫中原仲成(ちゅうざえもんのたいふなかはらのなかなり)」という3人が言葉をつくして「酒」と「飯」について「論」じ合う物語に、3人がそれぞれご馳走をふるまう絵がつけられたものです。
  室町時代に成立し、人々が楽しそうに飲食する様子や調理場面が生き生きと描かれたこの絵巻は、人々を魅了し続け、江戸時代に至っても多くの写本が作られました。同時に、江戸時代末期からすでに中世の風習を知るための好資料として認識され、最近では、日本の食文化を知る上で欠かせない絵画資料として注目を集めています。しかしながら、酒飯論絵巻が一体どんな物語で、どういった場面を描いたものなのかは意外に知られていません。
  酒飯論絵巻が生まれた中世は、ちょうど喫茶が流行のきざしを見せる時代です。現在、茶事では、「茶」だけでなく、「飯」や「酒」も重要な役割を果たしています。酒飯論絵巻における饗宴の描写と現在行われている茶事には共通する部分も多く、茶事が中世の饗宴から影響を受けて発展したものと考えられます。
  本展は酒飯論絵巻をテーマとするはじめての展覧会で、国内に所蔵される酒飯論絵巻8点を一堂に集め、全場面をご紹介します。あわせて酒飯論絵巻にみられる酒器などを展示し、中世日本の宴の世界と、江戸から現代にいたるまでの茶事の流れについてもさぐっていきます。

酒飯論絵巻 第一段(部分) 三人の登場
茶道資料館蔵


酒飯論絵巻 第三段(部分) 飯と茶を好む好飯の食事風景
茶道資料館蔵


第一段(部分) 第三段(部分)


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